フォトマスター検定1級 優秀個人賞受賞

先月、フォトマスター検定の1級を受験した。自己採点は71/80で、合格ラインは7割なので無事合格したことはわかってたのだが、昨日、合格通知と共に、優秀個人賞の賞状が届いた。

成績の上位10名程度がもらえるとされるものである。
今年は合格したらバッジがプレゼントされるということもあり、記念に受験したものだが、良い記念になった。

筆者は数年前から仕事で少々カメラに関わりがあり、会社の勧めで一昨年にフォトマスター検定の準1級を受験して、平凡に正解率80%くらいで合格した。
それからほとんどカメラを使わないまま2年近く経った今年の夏には、勉強したことをすっかり忘れて、絞り値=焦点距離÷レンズ口径という基本的なことまで思い出せなくなっていた。

今年も社内でフォトマスター検定について講義する当番が回ってきて、しかも昨年と違ってテーマが決められていたので、かなり時間をかけて復習する羽目になりそうだった。
それに費やす時間が勿体無いし、筆者のカメラに対する興味が薄れており、今年受験しなかったら二度と受けない可能性が高いので、復習するついでに1級を受験することにした。

8月に「フォトマスター検定合格 平成29年度版」のテキスト部分を一通り読んだ後、過去3年分の3級~1級の問題、計12セットを選択問題も含めて全て解いた。この時の1級の問題の正解率は70〜80%だった。
9月に、その3年分の過去問から割り当てられたテーマ(フィルム、レタッチ)に合った問題をピックアップして出題傾向を分析し、講義用の資料を作った。
11月に入ってからもう一度テキストを通して読み(時間が足りなくて読み切れなかったが)、並行して過去3年分の3級~1級の問題をもう一度全て解いた。この時には8月に過去問を解いた時の記憶が半分以上無くなってて、正解を見た全く同じ問題を解いたので満点でもおかしくなかったのに、1級の問題の正解率は80%〜85%程度だった。

そんな感じだったので、11/19の本番の正解率89%は運が味方したかも知れない。


そして12月のとある今日、本番の試験に出て正解もした「倍率色収差」の意味を思い出せなかった。もう勉強したことの半分以上忘れている感じがする。そんな人間が優秀賞を取って、何か申し訳ない気持ちである。優秀個人賞に「『合格体験談』ご寄稿のお願い」が同封されていたが、申し訳なくてとても書く気にならない。
まあ、「倍率色収差」の意味を3回調べれば筆者の記憶が定着するとして、フォトマスター検定のおかげで、これであと1回出くわせば覚えられる状態になったので良かったと、合格体験談を寄稿する代わりにここに記しておく。

そもそも筆者は写真が下手で、もしフォトマスター検定に実技試験が含まれていたら優秀賞どころか不合格間違い無しである。
一応、練習のために写真を撮ったりはしているのだが、自分が撮った写真がいい写真ではないとは思うのだが何が悪いのかわからず、たまたまいい写真が撮れて何かを掴むこともないので、練習になってないように感じる。
フォトマスター検定の試験勉強中も、実際に被写体にカメラを向けると、そのシチュエーションでどの知識が生かせるのかがわからなかった。この試験勉強をすれば少しは写真がうまくなるかと期待したのだが...