本日13:30頃、岡田克也民主党代表が十日市場駅前に現れ、30分ほど岩國哲人候補の応援演説を行った。
「民主党の方針は大まかに2点、年金改革と子育て支援。」
「未納が増えている国民年金は消費税をアップして維持する。この消費税は国の歳入のアップを目的とするものではなく、全てみなさんに返すもの。」
「子供を生みたくても生めない人がたくさん居る。子育ては人生の大きな楽しみの1つだと思う。」
「欧米の平均並みの子育て支援を行う。日本の力なら政府がその気になれば必ずできる。」
「日本には資源が無い。最後は人である。」
岡田代表の印象は、テレビで見る印象と同じだった。本当に真面目さを感じた。
岡田代表は、ひたすら理路整然と話す。非常に理屈がある。
小泉首相とは違い、キーワードや表現で聞く人を引き付ける工夫はしない。ひたすら理屈で勝負である。小泉首相とは違い、表層的に語って聞く人を一時的にわかった気にさせない。一気に奥深くまでわからせようとする。
ある意味、聞く人に集中力と知性を求める、聴衆に優しくない話し方と言えるかも知れない。面白半分で気楽に聞いていては楽しくない。しかし、ちょっと真剣になって聞けばとてもわかりやすく、わかった時に気持ちよくさせる話し方である。
ところで、岡田代表の後に演説を行った岩國哲人候補は、とても話し方がうまい。それでいて、やはり理屈が通っている。説得力のある話し方をされる。
世界の金融界で活躍したと言うだけあって、日本を世界から見た話も多い。
「郵政民営化はこれまでに5つの国が試したが、全て失敗している。」
「日本の郵便事業は世界の優等生。なぜ変える必要があるのか。」
「アメリカは郵政を民営化しないと決めたのに、日本には民営化を要求している。なぜか。」
「340兆円の郵貯・簡保は世界最大の財布と言われる。アメリカはその金を使わせろと要求しているのだ」
以前に「日本のよふけ」というTV番組でゲストに呼ばれた岩國さんを見たが、その時も世界の興味深い話を、カリスマ性というか実績に裏付けられた自信を感じさせる話し方でされていたのを記憶している。
今日の演説で岡田代表は、「私を総理に、岩國さんを大臣に」と言った。いっそ、岩國総理を見てみたいものだ。
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