4年前はB級で3位、
3年前はA級で予選落ち、
2年前はA級で1回戦敗退、
1年前もA級で1回戦敗退、
だったので着実に進歩しているように見えるが、今年は運が良すぎた。
まず、予選が楽なグループだった。他のグループでは過去の上位入賞常連のI藤さんや、筆者が100回やっても勝てそうにないY田さんが予選敗退していたり、上位入賞常連のE島さんが黒星を付けられたり、過去出場したら半分以上優勝しているS尾さんが負けかけたりしていた中、うちのグループでは二歩で反則負けする人はいるわ、敵陣の四段目で成ったりして反則負けする人は居るわで、ポカミスだらけだった。
次に、決勝トーナメントのくじ引きで、1回戦シードのポジションを引き当てた。これだけで自己最高の2回戦進出である。
さらに、2回戦でどちらかに当たる2人の内の1人は予選で勝った相手であり、しかも1回戦ではその人が善戦していた(ポカミスで逆転負け)。決勝トーナメント14人中12番目の強さ、または全参加者中22番目の強さ(他の予選6グループの内5グループで強い人10人敗退)であれば、くじ運が良ければ4位になれてしまうのであるが、まさにそんな感じだった。
ついでに、運が良いことに、昨年までは3位までが賞状+盾だったのだが、今年は賞状だけは4位にも交付された。
過去2回の1回戦敗退はいずれも1回戦で優勝者に当たっての敗退であり、単に過去のくじ運が悪すぎただけの可能性もある。
ここ4年で、自作のiモード棋譜再生アプリの効果もあって多少は定跡の知識が増えているが、実戦不足で、総合的な実力は上がっていない。将棋倶楽部24のレートは下がる一方で、今や2級である。二段以上が目安の本大会A級参加どころではない。
筆者は年配の方にやたら相性が良く、同年代以下の人に相性が悪い。年配の方に対して、自分でも驚くくらいに勝率が高い。筆者と同じくらいの段位で、年配の人と若い人がいい勝負をしていたら、その年配の人には勝てる気がするが、その若い人には勝てる気がしない。今日も、2回戦までは年配の方ばかりだったので、年配の方に対するいつも通りの指し方で勝てた。
その指し方とは、序盤先行逃げ切り型である。筆者はなぜか年配の方に対して序中盤で優位に立てることが多い。10年くらい前に町田の将棋道場に通っていたことがあるが、そこは年配の方ばかりだったので、年配の方の癖のようなものがわかるようになってしまったのかも知れない。
若い頃の筆者は定跡を全く知らず、勝つことよりも奇抜な手を指して楽しむ為に将棋をしていた感じで、その延長で、詰将棋も好きだったので、終盤が強かったと思うし、自分でも自信を持っていたのだが、今はすっかり、終盤で勝てなくなって、先行逃げ切り型の将棋である。なぜ終盤が弱くなってしまったのか、よくわからない。年配の方と指すようになって、序中盤で優勢になってしまうので、一手違いの終盤を戦うことが激減したのが原因なのだろうか。
本日の対局結果
予選①:相掛り模様から相手の飛車引きにヒネリ飛車を目指して8七歩を受けずに9六歩としたら8六歩と垂らされ、大焦りで受けてる内に8筋逆襲に成功し、飛車を殺した所で相手が投了
予選②:高美濃の対抗形、4六角〜5五銀と6四を狙う形にできて完封勝ち
本戦①(2回戦):左美濃対三間穴熊、5六銀の突進に対し4四銀と突進したら4二飛とされて大焦り、辛抱してたら少しずつ得して、大差で時間攻めして勝ち
本戦②(準決勝):角交換四間飛車の角交換を6六歩と拒否したら穴熊から飛車を6筋に振られ、銀冠完成しないまま7筋に飛車を回って応戦、銀冠の銀で9四を端攻めして混戦に持ち込んだが、時間が無くなり訳が分からなくなって負け
本戦③(3位決定戦):ゴキゲン中飛車+穴熊に対して4六銀、6四銀の形にしてすぐ4四銀の居る3筋に棒銀を仕掛けたら5六歩とされ(5八金なし)、3七桂と奇襲を狙うも△5七歩成▲5三歩△同飛▲4五桂△6七と▲同玉△5六銀▲7八玉△4五銀と王手で桂を外され、▲同飛△5七桂▲5四歩△同飛▲5五銀打△同飛から寄せ切られた(▲5三歩に△3二飛で勝ちという指摘あり、▲5五銀打は▲4三飛成の方が良いという長沼七段の指摘あり)
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